クレヨンしんちゃん最高傑作を観る
クレヨンしんちゃん劇場版は1993~2020年まで28作品あります
28作品中、最高傑作と呼ばれる作品は2つあり、
その内の1つ「戦国大合戦」(2002)を観ました
映画上映された2002年当時は、
クレヨンしんちゃんは「子供に見せたくない番組」ランキング常連でした
にも関わらず映画「戦国大合戦」は、
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞して話題になりました
(ちなみに前年2001年の大賞は千と千尋の神隠しです)
引用:Amazon映画
アマゾンのレビューは、なんと4.9
95%の人達が星5つ評価です
アマゾンプライムでも観られますが、
家族で観たかったのでレンタルしました
いくつかレビューをのせます
アニメ史だけでなく、映画史に残る名作
たかがクレヨンしんちゃんと思う方が多いと思うが、多くの方に観ていただきたい映画です。
特に大人の方だからこそ観ていただきたい。
私は戦国時代の事は詳しいわけではないですが、しっかりと作り上げられた時代背景、
所々に散りばめられたクレしんらしさ、そして、純粋で切ない恋物語。
正直、胸を締め付けられるほど切ないですが、それでも観終わったあとに、
観てよかったと心から思える作品です。
文芸作品「クレヨンしんちゃん」映画です
本当に名作なので驚きました。
時代考証は素人なのでわかりませんが、エピソードの進め方や人物描写が細かいです。
横恋慕した時の少年の気持ち、いい年して恋した時の男性の仕草、それを見つめる女性の白けた表情
満開の花が重みで首がもげるように落ちるシーン
青空侍の最後…
子供向けの映画でこんなに人材、情報量入れていいの?と感じました。
娯楽作品というよりは映画クレヨンしんちゃん(文芸)です。
もちろん春日部防衛隊(ご先祖様)は出てくるのでギャグパートもバッチリ確保していますが、いつも以上にサービス満点です。エンタメ以上の何かを与えてくれました。すごいよ…しんちゃん…
色褪せない名作
もう既にみたことのある作品だった。
初めて見たのは小学生頃だったろうか。
大学生になってもう一度見ると、かつては気づかなかったこと、
気づけなかったことが見えるようになり、一層楽しい。
何よりも、最初に見たときよりももっと心がふるえた。
子どもだけでない、大人にも誰にでも見て欲しい作品だった。
「子供騙しでは子供は騙せない」とはいうが、まさしくその通りである。
こんな子供っぽい作品何て、と思わずに是非見て欲しい。
だまされたと思ってみて欲しい。
貴方が見ても、きっと子供騙しではないはずだから。
レビューここまで
素晴らしくて驚きました
時代背景がしっかりしてることが高評価要因の1つです
フィクションながら、
土台となる部分はリアルにこだわる
先日、鎧アートの野口哲哉さんのインタビューを紹介しましたが
その内容に通じます
よく誤解されるのですが、僕はサムライのフィクションや精巧なトリックが作りたい訳ではありません。表面的にはフィクションに見えても、文明や人間の可能性をリアルな視点から見つめてみたいのです。どの時代であっても人間に対する興味や信頼は、リアリズム芸術になり得ると信じています。
クレヨンしんちゃん劇場版のもう一つの最高傑作は
「嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」(2001)です
いずれどこかのタイミングで観てみます